電気とガスを徹底比較!どっちが安い?初期&ランニング費用まとめ

電気とガスを利用する機器として、キッチンにおいては、「ガスコンロ」は昔から使われているものですが、近年「IHクッキングヒーター」の利用者が急増しています。

また、給湯においても、「ガス給湯器」と、オール電化住宅で主に利用されている「エコキュート」が有名ですよね。

そこで、「ガスと電気はどっちがお得なの?」と、やはり費用面は気になるところではないでしょうか。

ということで、今回はガスを利用した機器とオール電化で利用される機器を比較した場合、どっちが安いのか検証していきましょう。

ガスを利用した機器とオール電化で利用される機器を比較した場合、どっちが安いのか検証していきましょう。

1. ガス給湯器とエコキュートを比較してどっちが安い?

最初に、現在のガス給湯器は「エコジョーズ」と呼ばれる機器が主流にっており、電気給湯機は皆さま良くご存知の「エコキュート」の流通が大半を占めています。

そこでまずは、エコジョーズとエコキュートのそれぞれの特徴・初期費用・ランニングコストを見ていきましょう。

参考までに、機器の耐用年数はエコキュートで8~10年、エコジョーズで12~13年と、どちらも約10年程度の利用が目安となります。

出典:キンライサー

出典:キンライサー

 

エコジョーズとは

エコジョーズは、現在のガス給湯器の代名詞として、大手「リンナイ」、「ノーリツ」、「パロマ」などのメーカーが同名の商品を提供しており、特定メーカーの商品ではないのです。

それは何故かというと…

社団法人日本ガス石油機器工業会と日本ガス体エネルギー普及促進協議会は、低炭素社会の実現に向けた取り組みとして、2013年3月までに、ガス機器メーカーが生産する全てのガス給湯器を潜熱回収型ガス給湯器「エコジョーズ」に切り替えることを決定し、「エコジョーズ化宣言2013」を表明しました。

「NORITZ(ノーリツ)」Webサイトより引用

と、環境保全の目的として、潜熱回収型ガス給湯器をエコジョーズとして提供しています。

また、エコジョーズを一言でいえば、『給湯効率が90%以上の給湯器』になっています。しかし、現在の製品は、大半が95%の給湯効率になっており、従来型の給湯器は80%程度なので、給湯効率が優れていることが特徴です。

次に価格面の比較として、「初期費用」と毎月の「ランニングコスト」はどれくらいかかるのかご説明いたします。

出典:Rinnai(リンナイ)

出典:Rinnai(リンナイ)

 

エコジョーズの初期費用

エコジョーズをご家庭に設置するには、

・エコジョーズ本体費用

・設置工事費

と、本体と設置がセットで必要になります。

エコジョーズの本体価格(給湯専用タイプの製品)の相場は、

号数 メーカー定価 販売価格相場
16号 16万円~ 10.2万~
20号 16.5万円~ 10.5万~
24号 17.6万円~ 11万円~

と、本体価格は一番安くて10万円から購入ができます。

次に、設置工事費に関しては、設置に50,000円~、配線工事に10,000円前後が必要になっています。

最も安い設品の購入では、約150,000円~が導入費用の目安となります。

エコジョーズのランニングコスト

エコジョーズでは、もちろんガス料金のランニングコストとなりますが、東京電力管内の年間目安として、

都市ガス:63,030円

LPガス:92,860円

10年で計算した場合、都市ガスで630,000円、LPガスで930,000円前後となります。

ガス料金は、3~4人家族の世帯を想定した相場になります。従来型の給湯器と比べた場合、年間で5,000~10,000円程度は安くなります。

出典:日胆ヒーティング株式会社

出典:日胆ヒーティング株式会社

 

エコキュートとは

エコキュートとは、「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」の愛称で、大気の熱を利用してお湯を沸かす、地球環境に優しい自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機です。

エコキュートは、2001年4月にコロナが世界で初めて発売し、翌2002年にコロナを含む複数の企業などに同時に省エネ大賞の経済産業大臣賞が授与され、現在国内で500万台ほど普及しています。

エコキュートは、お湯を貯めておく「貯湯タンク」と、室外において外部の空気を取り込む「ヒートポンプユニット」と呼ばれる2つの機器から構成されており、

➀大気中の熱を取り込む

➁圧縮して高温にする

➂自然冷媒の熱を水に伝える

➃お湯を貯湯タンクに溜める

➄膨張させた温度を下げる

と、簡単にはこのような仕組みでお湯を沸かしています。

エコキュートの特徴の一つに、従来のガス給湯器と比べて、主に夜間電を使うので昼間の電気使用量を抑えられることが挙げられます。

出典:株式会社中エネ

では、こちらも「初期費用」「ランニングコスト」を見ていきましょう。

エコキュートの初期費用

エコキュートはヒートポンプユニットや貯水する貯湯タンクなどの設備自体が高額。

三菱電機のエコキュート本体価格では、370ℓタイプで定価35万円、460ℓタイプで37.5万円、550ℓタイプで40万円と、エコジョーズと比べた場合、2~3倍となり決して安いとは言えません。

また、設置工事費に関しては、約10~15万円かかるので初期費用は、安くても約40~85万円程度かかります。

しかし、エコキュートは国の補助金ではなく各地方自治体によって補助金が出ることがあります。補助金額は、各自治体によって異なるので、予め居住する自治体の補助金について調べる必要があります。

ちみなに、東京都の場合は5~10万円程度となり、問い合わせて確認しておくことをおススメします。

エコキュートのランニングコスト

エコキュートの場合、主に夜間電力を使うので、昼間の電気使用量を抑えられ、パナソニックでは年間電気代の目安として15,600円、ダイキンでは年間電気代の目安は15,800円とされているようです。

なので、10年間使用した際の電気代の目安として、150,000円~と考えられます。

以上のような比較となり、どっちが安い?という考えでいけば、初期費用はエコジョーズの方が23倍安く、ランニングコストは地域によって全く異なりますが、大幅にコストは安くなります

というように、ずっと使い続けるものなので、初期費用とランニングコストの双方を見比べて、もちろんご家庭の設置スペースなどの環境面も考慮しながら、失敗しないような機器選びをしたいですね。

出典:パナソニック

出典:パナソニック

 

2. ガスコンロとIHクッキングヒーターを比較してどっちが安い?

ガスを利用する機器としては、キッチンで使う「ガスコンロ」のイメージが強いですが、現在ではオール電化の波が大きくなっており、キッチンにおいても「IHクッキングヒーター」の需要は急増しています。

それでは、ガスコンロとIHクッキングヒーターに関しても、それぞれの特徴・初期費用・ランニングコストを見ていきましょう。

ガスコンロとは

ガスコンロは、皆さまよくご存知の通り、火で加熱する調理機器ですね。

ガスコンロは高温で調理できるのが大きな特徴なので、炒め物など火力が必要になる料理ができます。中華料理などは最も火力が必要になるので、まずIHでは無理でしょう。

中華鍋やステンレス製のフライパン、土鍋などなど、様々な調理器具を使用できるのもガスコンロの魅力。火加減は目で見ながら微調整できるため、料理に合わせて調節できるのも大きな特徴です。

また、冬場は周りの空気も温まるのでキッチン全体の寒さを和らげてくれます。

料理に合わせて調節できるのも大きな特徴です。

ガスコンロの初期費用

ガスコンロは最も安い製品で、グリルありなら75,000円程度、グリルなしなら73,000円程度がそれぞれ目安となります。

設置工事費は、既存ガスコンロ撤去費を含めて、約20,000~25,000程度かかるようです。

費用合計で見た場合、10万円未満が約4割、10~20万円が約5割弱、20万円以上が全体の約5割強という様な結果が出ています。

ガスコンロのランニングコスト

ガスコンロを使用したときのガス料金は、東京ガスで計算された目安として、

・強火で1時間加熱した場合:約25.7円

  (2.97kW×3.6MJ/h×1h÷45MJ/m3×108.30円/m3

・中火で1時間加熱した場合約:約14.5円

  (1.68kW×3.6MJ/h×1h÷45MJ/m3×108.30円/m3

・弱火で1時間加熱した場合:約3.3円

  (0.38kW×3.6MJ/h×1h÷45MJ/m3×108.30円/m3

【算定条件】

・火力:強火2.97kW、中火1.68kW、弱火0.38kW

・1kW=3.6MJ/h

・ガス料金:108.30円/m3

・ガスの発熱量:45MJ/m3                         (以上『東京ガス』Q&A参照)

以上の様に、強火で1時間25.7円程度になり、さほど高いイメージはありませんね。

IHクッキングヒーターとは

IHクッキングヒーターとは、「Induction(誘導)」と「Heating(加熱)」の頭文字からIHと呼ばれ、「電磁誘導加熱」という技術で加熱する調理器のことです。

仕組みとしては、電流を流した「コイル」から発生する「磁力線」が、ガラスでできた「トッププレート」に密着した鍋を通る際に、「うず電流」となり鍋そのものを発熱させる仕組みになっています。

大きな特徴として、IHクッキングヒーター自体は熱を発しないことが挙げられます。

IHクッキングヒーターの原理としては、磁力でうず電流を発生させ、その電気抵抗によって発熱させているので、トッププレートの上に金属の鍋やフライパンなど置かなければ加熱しません。

また、以上のことから、周辺の空気を熱するといったロスが少なくなり、約80~90%という高い熱効率を誇っています。

一方の一般的なガスコンロの熱効率は40~55%と言われおり、ガスは熱の大部分が鍋やフライパンの周りに逃げてしまい、熱効率が落ちるためです。

約80~90%という高い熱効率を誇っています。

IHクッキングヒーターの初期費用

IHクッキングヒーターの本体価格は、最も安い製品でグリルありなら203,000円程度、グリルなしなら158,000円程度が目安になります。

設置工事については、それまで使用していた機器の撤去費を含めて、5~10万円程度の工事費がかかります。

費用合計で見た場合、25~35万円が目安となりますが、ガスコンロからIHに変える場合は、分電盤や配線の工事が必要となりますので、必ず見積もりを提出してもらいましょう。

IHクッキングヒーターのランキングコスト

IHクッキングヒーターで利用する電気の1kwhあたりの電力量料金は、

昼間時間帯(10時~17時):38.63円

朝晩時間帯(7時~10時/17時~23時):25.92円

夜間時間帯(23時~7時):12.16円

というように、通常の電気料金プランは、時間帯により電気の単価(1kWhあたりのn電力量料金)が異なり、もちろん電力会社によっても大きく違いがあります。

以上のような比較となりましたが、初期費用、ランニングコストともにガスコンロの方が安いことが分かりますね。

オール電化住宅においては、IHクッキングヒーターを使うようになりますので、ご紹介した通り、調理をする時間帯によってエネルギーコストも大きく変わるため、ご家庭の調理時間帯も考慮した上で、最適な電気料金プランを選ぶことが大切です。

3. まとめ

今回は、ガスを利用する機器と、電気を利用する機器の比較として説明してまいりましたが、双方のメリットとデメリットは真逆です。

ガスコンロのメリットはIHのデメリット、ガスコンロのデメリットがIHのメリットと、それぞれの特徴やご紹介した初期費用、ランニングコストなどを十分に検討して、ガスにするのか電気にするのか気決めるようにしたいですね

初期費用、ランニングコストなどを十分に検討して、ガスにするのか電気にするのか気決めるようにしたいですね。

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